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2019.07.26
ブログ

定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~みかん編④(農家さんあれこれ)

こんにちは!八幡浜市定住支援員のOです♪

今回は、家族経営が多い八幡浜の柑橘農家さんの、主に奥さんの従事傾向をお伝えしていきます。
先にお断りしておきますが、今回の傾向についてはすべての農家さんが当てはまるわけではありません。
あくまでも、ご参考程度に。

 

さて、皆さんの農家の奥さんのイメージってどんな感じでしょう?(灬╹ω╹灬)

年がら年中、朝から晩まで農作業?
それに加えて家事をこなして、子育てもして、
自分の時間なんてひとっつもなくて、
趣味のサークルになんて行けなくて、

ちょっと体調を崩して休もうものなら、姑さんの嫌味をちくちく受けて…(ll゚艸゚ll)オオオ…(ll゚艸゚ll)

ん?渡る世間は〇ばかりとかの影響受けすぎですね(ノ≧ڡ≦)てへぺろ

ただ実際、移住フェアなどで移住希望者の方のお話を聞いていると
これほど大げさでなくても、似たようなイメージを持たれている方は未だにいらっしゃるようです。(特に女性)

優しくて素敵なイケメンズも多い八幡浜の若手農家さん。
彼らのためにも、みなさんの(特に若い女性の)「農家の嫁しんどいイメージ」を可能な限り払しょくしたい・・・!!!!
今日のワタクシの使命はこれだっっ!!
コォォォォォォオォォオォォォ! ▒▒▓█▇▅▂∩( ✧Д✧)∩▂▅▇█▓▒▒ コォォォォォォオォォオォォォ!

 

 

コホン
謎の使命感は横に置いておいて、

確かに広大な園地への水やりや荷物の運搬など、
人力でこなさなければならない作業が今よりもずっとずっと多かった数十年前には、
女性も大きな労働力として働きっぱなしだったそうです。

夏柑の搬出(八幡浜市教育委員会提供)

実際に60代以上の農家の奥さんの中には、
「働かんでええって言われて嫁に来たのに、がっつり働かされとる!(笑)」
とおっしゃる方もいますし、もっと上の世代のおばあさんたちからは
「毎日毎日こわかったわいなぁ(とても大変だった)」というお声を聴きます。

甘柑選果風景(八幡浜市教育委員会蔵)

 

ただ、現在では、一般的な家族経営の若い世代の農家さんではお勤めに出ている奥さんも多く、
農繁期以外でも女性がしっかり農作業に従事して…という形は減ってきているとか。

ご主人が就農のために移住してきたご家族でも、
まだ生計が安定しにくい新規就農時の収入確保のため、
あるいは災害などで園地に影響が出た際の収入減に備えるために
奥さんは周りの人からパートなどのお勤めを勧められたというお話も聞きます。

専業主婦の方でも、子供がちっちゃいうちは山に行かないわ~~というご家庭もあるそうです。

 

一般的なお話として現在は、女性の作業としては収穫期以外では摘果等の軽作業が主で、
年間作業の多くは男性が担うことが多いようです。

簡単に「収穫期以外の年間作業」と言いましたが、これらの作業も大変なことが多いです。

代表的な年間作業としては、剪定、草刈、施肥、防除(消毒)、石垣の軽微な修理、園内環境の改良、
各種生物との仁義なき戦いなどなどなどなど。

 

・・・・・仁義なき戦い・・だ、と?

 

ハメ(マムシ)が出てきたら目をそらさずに戦わねばなりませんし、
イノシシに壊された柵があれば、直さなければなりません。
空からの鳥たちの襲来にも備えねばなりませんし、
時折攻撃を仕掛けてくるアブなどの生物への警戒は怠れません。
中でも一番困ったちゃんはイノシシなわけですが
もしイノシシに園地への侵入を許してしまった場合、
やつらは至る所に気まぐれな大穴を掘っているので、
それでなくても足場の不安定な園地でグキッと捻挫したりしないよう
二度と来るなと呪詛をぶつけながら埋めねばなりません。
うっかりお尻からの落とし物を踏んでしまった日には
グロッキーな気分を押し殺しつつ長靴の底を無言で草や土にこすりつけなければなりません。
更に更に、収穫期に侵入されて大事な果実を食べられていたら
(奴らはしかも高確率で一番おいしい木を食べるのですが)
唾液のせいか、食べられた個所から樹や枝が傷んでいくので、
実を食いちぎられてイタワシイ姿になっている果実の房もとの上から、カットしなければなりません。

《かわいい顔して、この子たちは本当に困ったちゃん》

・・・・ぐぬををををををぉぉぉぉぉ!!!٩(๑òωó๑)۶ニックキ!ニックキ!!

すみません、熱い戦いに思わず取り乱しました。
コホン。

 

とにかく多岐にわたって作業があるわけですが、
効率化も進み、ひとりで対応できる作業が増えたことから、
収穫期以外の年間作業はほぼ男性だけでカバーできるようになり、昔に比べて奥さんが負担する役割は減ってきているようです。

また、みかん編③(農家さんあれこれ)で触れた
「農繁期の奥さんの大変なことナンバー1」であるご飯づくりは、
JAで行われている共同炊事を利用したり、お弁当屋さんを上手に利用して乗り切っている方も多いようです。

 

色んなお話を聞いていると、今の時代では、
農家の奥さんになったから、
絶対がっつり農作業をしないといけない!というわけではないようですし、
昔に比べるとその負担は大きく減り、
各家庭の事情に合った多様な働き方を選べるようになってきていると言えそうですね。
(ただし、すべて家庭・個人差があります)

 

・・・・・どうでしょう、今回の記事がみなさんの(特に若い女性の)
「農家の嫁って(他と比べて無茶苦茶)しんどい」イメージを払しょくできるものになっているでしょうか。

これは完全に個人の意見ですが、
八幡浜の方は穏やかで優しく人当たりが柔らかな方が多く、
中でも農家さんはその傾向が高いように思います。
私自身、そういう方たちに囲まれて、毎年短い期間ではありますが収穫のお手伝いをしていると、
なんだかとっても優しい人間に生まれ変わったような気になってくるから不思議。

非農家であるワタクシの立場からは、こういった環境や雰囲気自体が
八幡浜の農業の、そして八幡浜の農家さんの、
もう一歩言えば八幡浜のイケメンズの若手農家さんたちの
最大の魅力なのかなと思っています。

この記事で少しでも
「農業って、農家の奥さんって、想像とは違うところもあるのかもしれないなぁ」
と興味を持って頂けるきっかけになれば幸いです。

 

それでは最後に、ワタクシが出会った(あるいは間接的に聞いた)奥さんのご様子など。

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奥さん方は、総じて笑顔が多いように思います。

体力的に大変なことがあるとはいえ、
自然の中の農作業がやはりリフレッシュに繋がっていることも多いようです。

お勤めの方と比べると時間の調整がつきやすいので、
子育て中のお母さんは気持ちの面でもゆとりが生まれやすいとも聞きます。

農繁期以外では、趣味のサークルにいくつも参加している方もいます。

移住して新規就農された方の奥さんに
「どうですか?(今までのお仕事と比べて)大変ですか?」と伺うと、
「大変だと思っていたけど、意外とやっていけるよ(笑)」と
ころころと笑いながら答えてくださいました。

あるご夫婦は、今まで別の勤め先で働いていてわからなかったが、
農家になって、お互い近くで仕事をする姿を見ているので、
それぞれに対する感謝や尊敬を感じるようになったとも聞きます。

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それぞれ個人差はあるところだと思いますが、
決して「しんどい」ばかりではないのも、事実なようですよ(^ ^)

さて、今日はこの辺で。

追伸:通帳を見て、にんまりした奥さんを目撃したこともあるとかないとか( =①ω①=)フフフ

 

❁定住支援員・O❁
八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として市内全域を対象に活動中。
市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、あっちこっちに出没。
市内を回り始めて一年経った今でも、八幡浜の地図が頭の中で暴れ出す発作は治まらず、気を抜くと目指していたところを通り過ぎる日々。最近は、自身の記憶能力への疑いを持ち始めた(;^_^A