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2021.10.18
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定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~移住準備:その③~

こんにちは!八幡浜市定住支援員のOです★ヾ(*´Ο`*)/

さて、移住にともなう準備や手続きのあれこれのご紹介、第3弾の今日は移住直前・直後の届出手続きについてです。
※第1弾、第2弾はこちらからどうぞ⇒移住準備:その①移住準備:その②

住所変更など、官公庁への届出期限の多くは引っ越し後14日以内。何かと忙しい時期なので、できるだけ効率的にこなしていきたいものですね。今日は、数ある手続きの中から、特に八幡浜ローカルな注意が必要な物を中心に、ご説明していきたいと思います。

一般的に考えられる手続きの一覧や、この記事内で紹介している手続きの届出先は、 移住ガイドブックp15-16 にまとめているので、あわせて参考にしてください。尚、手続きに必要な書類等は、直接手続き先にご確認くださいね。

 

【八幡浜市役所は分庁方式】

さて、まず来庁時にご注意いただきたいのは、八幡浜市役所は分庁方式だということ。市町合併の関係で2つの庁舎から成り立っていて、車で10分ほど離れた距離にあります。目的の課が入っていない庁舎に行ってしまうとお時間ももったいないので、市HP 八幡浜庁舎案内保内庁舎案内 でご確認の上、お出かけください。

《八幡浜庁舎》

 

【おうちの手続き】
主に考えられるもの
□水道 □下水道 □電気 □ガス □電話 □インターネット □テレビ(難視聴地域) etc

すぐ住めるよう、引っ越し前から手配することが多い手続きですが、ローカルな注意を要するポイントも多々。特にうっかりしやすいお手続をご説明します。

●下水道
八幡浜の下水処理方法は現在、①公共下水道 ②市設置型の合併処理浄化槽 ➂個人設置型の合併処理浄化槽 ④単独処理浄化槽の4つが主に混在しており、他にも汲み取り式トイレが残っている物件もあります。それぞれ手続き先や管理方法も異なるので、ご自分の住まいの処理方法がどれにあたるかは、重要事項説明書の記載や仲介業者に確認してみてください。
公共下水道の使用料、市設置型合併処理浄化槽の分担金については、 市HP からご確認いただけます。

 

**ちなみに、浄化槽って何?**

一般的に、人口の多い都市部では公共下水道が整備されていることが多く、各戸から排出された汚水は地中の管を通じて処理場まで集まり、自然に流しても大丈夫な水質までまとめて処理されています。(かなりざっくり説明しています(;^_^A)

これとは異なり、浄化槽とは、戸別に汚水を処理するもので、家庭から出た汚水を敷地内に埋設された浄化槽内で処理し、きれいにして放流しています。八幡浜市では特に、浄化槽の設置からその後の維持管理まで市が主体となって行うものを市設置型、個人で業者に頼んで行っているものを個人設置型と言っています。浄化槽は、詰まったり悪臭が起きないよう、戸別に定期的な保守清掃をする必要がありますが、水洗トイレも問題なく設置できます。ちなみに、現在では単独処理浄化槽の新設は認められず、合併処理浄化槽への転換が進められています。

 

●ガス
八幡浜は全域LPガス。都市ガスではありません。
ガスコンロは、ガス種に応じた機器を使わないと、機器の故障・やけど・不完全燃焼による一酸化炭素中毒などが起こり、とても危険です。これまで都市ガス地域にお住まいだった方は、必ず、適したコンロをご用意くださいね。

 

●テレビ
山間部や離島などでは、付近に電波塔がない、あるいは山で電波がさえぎられるなどの理由で、そのままではテレビが見られないところがあります。こういったいわゆる「難視聴地域」は八幡浜にも存在していて、そういう場所ではケーブルテレビへ加入して視聴することになります。お家に引き込み線がない場合は工事が必要になるので、早めに事業者に相談してください。

 

【各種住所変更】

続いて、移住に伴って住所変更や届出が必要になる各種手続きを見てみましょう。
主に考えられるもの
□住民票異動 □運転免許証 □自動車(車庫証明、車検証、任意保険と自賠責) □バイク(任意保険と自賠責) □ペット(犬)  □NHK受信料 □携帯電話 □銀行 □クレジットカード □各種保険 □郵便物の転送 etc

●住民票の異動届
何はともあれ、まずは住民票の異動届を市役所で行いましょう!前の市区町村での転出手続きも必要になるので、お忘れなく。
移住後、忙しい時期に何度も手続きに行くのは大変なので、印鑑登録や国民健康保険、児童手当など、他の手続きもこの機会にまとめて行えるよう、印鑑や必要書類を準備していけるといいですね。ちなみに、この時点で市役所で済ませておきたい手続きの多くは、八幡浜庁舎に担当課が入っています。また、後々必要になる住民票や印鑑証明などは事前に必要枚数を調べておき、届出と同時に取っておくと効率的ですね。(提出先ごとに書類の有効期限があるので、注意してください)
手続きの種類は、家族構成や現在の状況で異なります。詳しくは 市HP と  転入時のご案内 をご確認ください。

●自動車
自動車の手続きの中でも特に忘れがちなのが、車検証の住所変更です。
自動車税や軽自動車税の納付書は、車検証に記載されている所有者の住所に送られるようになっています。車検証の変更を忘れて納付書が届かず、気づかないうちに税金を滞納してしまうこともあるので、必ず手続きをしておきましょう。

もう一つ注意が必要なのが任意保険。
任意保険は、加入者が主に運転する地域(住んでいる地域)の事故率等によっても保険料が変わるため、住所が変わった際はそれを保険会社に届出なければいけません。地方に移住すると運転の機会も増えますし、移住当初は特に、慣れない道ということもあり事故を起こす危険性が高まっています。もし不運にも事故にあって、住所変更の未済を理由に保険が支払われなかったら大変です。必ず変更しておきましょう。自賠責保険も、同時に済ませておくと安心ですね。

バイクも同様にお手続が必要です。種類によって手続き先が異なるので、お持ちの方はお忘れなく。

 

●ペット(犬)
意外と盲点なのがペット(犬)の手続き。犬を飼っている方には、毎年八幡浜市から狂犬病の予防接種の案内を送りますので、キチンと届け出ておくことが必要です。ワンちゃんと一緒に移住した方は、旧市町村で交付された鑑札を持参して、忘れずに市役所生活環境課で手続きくださいね。

 

【最後に】

●地域へのご挨拶
人口の少ない田舎の方になればなるほど、新しく入ってきた人は目立ちます。とはいえ、地域の人もいきなり自分からは話しかけにくいもの。まずはこちらから隣近所や集落内で会った人にきちんとご挨拶して、輪に入る努力をしてみてくださいね。
地域の決まり事や自治会のこと、ゴミの収集場所や一時避難場所なども、早めに知っておけると安心です。住民の方が参加する集会や地域行事があれば、大勢の方にご挨拶できる機会ですので、積極的に参加して顔を覚えてもらいましょう。

●周辺施設の確認
車や自転車の修理工場、眼鏡屋さんや携帯ショップ、病院や交番の場所も、早めに確認しておけるとGood。こういった施設を利用するときは緊急性が高いことも多いので、念のため事前に調べておくと、いざという時焦らずに済みますよ。地元の方に評判のいいお店を教えてもらえれば、コミュニケーションも取れて一石二鳥ですね。

 

 

移住前後の手続きは多岐にわたり面倒なことも多いですが、手続きできていないと後で困るものばかり。一つずつ確実にこなしていってくださいね。

皆様の八幡浜への新生活が、輝くものになることをお祈りしています!*。ヾ(。>v<。)ノ゙*。
さて、今日のところはこの辺で。

 

❁定住支援員・O❁

八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として市内全域を対象に活動中。市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、あっちこっちに出没。
地図を読むことは得意だが、その地図情報が留まることがなく軽やかに頭を滑り落ち、行ったことがある場所でも危うさを感じる日常。自身の記憶への信頼感はここ数年でほぼゼロと化した(ヾノ・x・`) とはいえ、何度でも初めての感動を味わえるのでそれはそれでOKだと悟りの境地に近づいている。