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2021.10.07
その他

定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~移住準備:その①~

こんにちは!八幡浜市定住支援員のOです(*´∇`*)

移住は、人生の中でも大きな決断のひとつですね。
仕事、生活環境、インフラ、気候、風土、決まり事、人間関係。。。
あらゆるものがそれまでとは異なり、戸惑うことも多くなりがちです。

「移住なんかするんじゃなかった…、こんなはずじゃなかった…」とならないためには、事前の準備がとても大切。
移住準備のあれこれについてお伝えしていく第1回目の今日は、「移住地を決める前のポイント」をお伝えしていきたいと思います。

 

❶ご家族やパートナーと、移住に向けた話し合いが具体的にできていますか?

移住は、それまでの生活と何もかもが大きく異なってくるので、様々なストレスを感じたり、想定外のトラブルにあうこともあります。そういうことが積み重なってくると、「移住なんかしなきゃよかったのに」と家族間で不和も生まれがち。そういったことを避けるには、準備段階からしっかりと話し合っておくことが大切です。

・なぜ移住したいのか
・移住して何を叶えたいのか
・そのためにはどんな条件が必要か

是非、ご家族みんなで具体的にリストアップして話し合ってみてください。その際は、お子さんの通学や家族の通院など、数年先の未来のことも含めて考えてみましょう。

もし、移住自体に前向きでない家族がいた場合、お互いに納得いくまで話し、必要であれば一旦計画をストップすることも重要です。完全移住に拘らず、二拠点生活や週末移住を検討してみるのもいいでしょう。

 

➋条件に、優先順位をつける

ご家族で話し合いができたら、条件に優先順位を決めていきましょう。

「うちの家族は、これを叶えるために移住するんだ。これが叶うなら他のことは許容できるな」
という絶対に外せない最重要目的が家族間でちゃんと共有できていると、移住後の不便やエラーもみんなで乗り越えやすくなります。

単身での移住の場合も、様々ある条件の中で優先順位が決まっていると移住候補地を絞りやすくなりますよ。

 

➌移住候補地をいくつか選び、情報収集&相談

希望条件が決まったら、移住候補地を探していきましょう。

どうやって調べたらいいかわからないという方は、全国多くの自治体が会員となっている 移住・交流推進機構(JOIN)(外部サイト)ふるさと回帰支援センター(外部サイト)などの移住サイトを見てみるのもお勧め。全国の魅力溢れる地域の中から、自分に合いそうな場所をピックアップしてみましょう。移住フェアなども、上手に活用してください。

気になる候補地が見つかったら、気軽にその市町村の移住相談窓口に相談してみましょう。予めその市町村についてネットで簡単に調べたうえで、気になること、判らなかったことを聞くようにすると、効率的に情報収集ができますよ。

今は、メールや電話だけでなくオンライン相談に対応している市町村も多いので、自宅にいながら、全国の市町村の移住相談窓口と顔を合わせて相談することができます。
八幡浜市でも、随時相談受付していますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

❁❁八幡浜市移住相談窓口❁❁
☎0894-21-0413
✉iju-shien@yawatahama-iju.com
オンライン面談の申込はこちらから

 

❹視察

移住候補地が絞れて来たら、必ず現地に視察に行きましょう。

ネットや雑誌の情報はとても有用ですが、それで全てがわかるわけではありません。
これ以上の候補地はない!と勇んで現地に行ってみたら、「何かしっくりこなかった」と、移住自体が白紙になることも、実はよくあるお話です。

気候や風土、インフラ、病院は近くにあるか、買い物は無理なく行けるか、家族で決めた条件は本当に満たせているかなど、しっかり確認しましょう。季節を変えて、複数回訪れてみるのも◎です。

ちなみに、移住経験者のワタクシが特に見ていただきたいのは、まちの雰囲気です。
・車の運転が荒い人が多かったり、道路にゴミがよく落ちていたりしませんか?
・土地の人の雰囲気は、馴染みやすいものですか?
・道行く子供たちは、元気ですか?
・交通状況や治安は、安心して暮らせそうな環境ですか?

何気ないことばかりですが、こういうまちとしての人柄にこそ、みなさんが今思い描いている理想の移住生活を叶えるための要素が詰まっている気がします。
視察時にはぜひ積極的に色々なところに行って、地元の人と話して、雰囲気を掴むようにしてみてください。

八幡浜市では、県外からの移住検討者が八幡浜に視察に来る際に使える補助金や、スタッフによる市内案内もご用意しております。
詳しくは、市HP 、あるいは こちら をご確認ください。

 

➎貯金は必須!

起業や就農に限らず、転職した場合でも、地方では都会より賃金が減る傾向があるので、しばらくは経済的に不安定になりがち。自家用車の購入など、田舎で生活するうえで必須な支出もあるので、可能な限り、早い段階から貯金を始めておきましょう。
移住後万一収入が無くても、家族が1年間暮らしていける程度の蓄えを用意しておくと安心です。

 

さて、今日は移住前の準備編①として、移住地決定前までの段階についてお話してきました。
次回は、移住候補地が決まった後に取り組みたい準備について、お話してみたいと思います。
今日のところは、このへんで!

 

❁定住支援員・O❁

八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として市内全域を対象に活動中。市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、あっちこっちに出没。
地図を読むことは得意だが、その地図情報が留まることがなく軽やかに頭を滑り落ち、行ったことがある場所でも危うさを感じる日常。自身の記憶への信頼感はここ数年でほぼゼロと化した(ヾノ・x・`) とはいえ、何度でも初めての感動を味わえるのでそれはそれでOKだと悟りの境地に近づいている。