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2021.05.26
暮らし

定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~祭り編:真穴の座敷雛②

皆さんこんにちは!定住支援員のOです(ノ゚-゚)ノ

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、人との接触やイベントなどが制限される状況が長く続いていますね。
そんな中、八幡浜でも引き続きほとんどのお祭りが中止になっています。

そこで、今だからこそお伝えする「八幡浜のお祭りシリーズ」★
コロナ前にワタクシがお邪魔させていただいていた市内のお祭りを、写真と記憶を掘り起こしながらお伝えしてまいります!

人と人とがマスクなしに笑いあい、肩を寄せ合い、地元の文化や伝統・地域の繋がりを次の世代に繋げていく。
こういった光景が、また近い未来に見られることを願っております。

 

さて、今回は真穴の座敷雛のご紹介の続きです。Vol.1は、こちらからどうぞ
※八幡浜市無形民俗文化財。2021年はコロナの影響により開催が中止されました。使用している写真は2016年、2019年に撮影したものです。

ではさっそく参りましょうヾ(*´Ο`*)/

 

❁スペシャルその④

地元の協力体制。
個人的には、これが一番真穴の座敷雛のスペシャルなところかなぁと感じています(*˘︶˘*).:*♡

Vol.1 でもお伝えした通り、座敷雛は準備段階からたくさんの方の協力があって成り立っています。当日も、その絢爛豪華な飾り付けを一目見ようと県内外からお客さんが訪れるので、とても該当家庭だけで対応することはできません。

 

例えば会場までの案内一つとっても、真穴ならではの難しさが。このブログでも今までにご紹介している通り、真穴地区は限られた平地部分に家々が密集して建ち、路地が入り組んでいる地区です。

尚且つ、座敷雛の会場はその年初節句を行う個人のおうちなので、当然、このように普通の住宅地の中にあります。

そのため、会場までのわかりやすい案内は必須となるわけですが、この案内がスペシャル素敵ポイント★
地域の方の協力と細やかな心遣いがたくさんありましたので、ワタクシが気づいたものの中からご紹介していきますね(っ〃’ω’)っ))

 

例えばまず駐車場。
公民館横に用意された臨時有料駐車場では、地元のみなさんがボランティアで受付・案内を行って、訪れた人たちをお迎えしています。

路地には、会場のおうちまで迷わずたどり着けるよう、いろんな場所に案内表示がなされています。

 

座敷雛は例年9:00~22:00まで閲覧が可能なので、夜になってもわかりやすいよう、普段なら明かりのない場所にも誘導灯などが置かれています。

 

ご覧いただいてわかるように、手作り感満載の案内表示。
桜の飾り付けでさりげなく誘導していたり、地元の方々が知恵を出し合いながら来場者をおもてなししてくれている感じが伝わってきて、なんだかほっこりします”((∩´︶`∩))”

もしもお隣近所の関係が希薄となりつつある都会でこういったことをしようとした場合、
夜間、自分の家のすぐ横を不特定多数の方に通られることが騒音や防犯の観点からNGな方も多いでしょうし、軒下にライトをつけたり壁面に案内看板を貼ることを嫌がる方もいらっしゃるかもしれません。

何気ないことですが、こういった案内が用意されていること自体、真穴地区の住民同士の支えあいや繋がりがしっかり残っていることを証明しているような気がします(*´∨`*)

 

さて、この時ワタクシは何の前情報も持たずにとりあえずそれらしき路地に飛び込んだのですが、わかりやすい案内に従って迷わず会場にたどり着けました୧꒰*´꒳`*꒱૭✧
とはいえ、駐車場隣の公民館や公民館ホールには地元のスタッフの方がいらっしゃるので、ご不安な方はそこで大体の場所を聞いてから向かうと安心ですよ。

《スタッフらしき人がスタンバイ》

地区訪問中は、自由に行動できます。
いろんなところを見ながらゆっくり歩きたいワタクシのようなタイプには、とても有難い(人◕ω◕)
会場前や要所要所には地元のボランティアスタッフらしき人の姿もあり、「何か困ったことがあったときには、ちゃんと聞ける」という体制がとてもうれしいです。

 

❁スペシャルその⑤

公民館ホールでの資料展&お接待(σ゚∀゚)σ


期間中は、真穴地区公民館のホールを開放して、座敷雛の成り立ちに重要な役割を果たした穴井歌舞伎の資料展や、ちょっと休憩できる喫茶コーナーが用意されています。(9:00~19:00まで)※その年によって展示内容は変わります。

  

写真の衣装は、穴井歌舞伎「義経千本桜」の演目で用いられていたものだそう。

現代のセンスで見ても斬新・秀逸なデザイン。
近くで見ると刺繍が盛りあがるようにほどこされていて、その繊細でありながら豪華な技芸は、圧倒されるほどです。
今同じものを作ろうとしたらいくらかかるのか、想像もつきません。。。((*゚゚∀゚゚*))\\\\
そもそも、もう今ではこれだけのものは作れないかもしれませんね(,,*)

 

会場内でも、地元ボランティアの方が活躍されています。

ちょっとお話しするだけで、地域の皆さんが古くから続くこの座敷雛に誇りを持ち、地域の宝として守っていこうという気持ちが言葉の端々から伝わってきます。
お手伝いの皆さんの気持ちの中に共通しているのは、
「私の家の時にも協力してもらったから」
「〇〇さんにはいつもお世話になってるから!」
という、お互いさまで助け合う気持ちなんだそうです。

これほど手間のかかる真穴の座敷雛が今日まで承継されてきたのは、真穴の団結力、「結いの精神」によるものなのでしょう。

美しい座敷雛と、それを支える多くの人の繋がりを垣間見て、とても充実した気分で帰路についたOなのでした。

それでは今日は、この辺で。

 

※実際に真穴の座敷雛を鑑賞に行く方は、必ずその年の開催情報やイベント時間等を確認の上、訪問してください。開催されない年もあります。詳しくは、真穴の座敷雛 をご確認ください。
※真穴地区までの道は、大変狭い箇所があります。狭い道の運転に慣れていない・自家用車が大きいなどの方は、道の駅みなっとから臨時運行されるシャトルバスのご利用もご検討ください。地区内の駐車場にも限りがあるので、できるだけ乗り合わせてお越しください。

 

【こぼれ話】
これだけ手がかかった座敷雛も、お披露目が終わった4月4日早朝にはもう取り壊しが始められるそうです。
お雛様はあまり長く飾っておくものではないとは言え、ちょっともったいない気もしますね(∪・ω・)ゞ

 

❁定住支援員・O❁

八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として市内全域を対象に活動中。市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、あっちこっちに出没。
地図を読むことは得意だが、その地図情報が留まることがなく軽やかに頭を滑り落ち、行ったことがある場所でも危うさを感じる日常。自身の記憶への信頼感はここ数年でほぼゼロと化した(ヾノ・x・`) とはいえ、何度でも初めての感動を味わえるのでそれはそれでOKだと悟りの境地に近づいている。