定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~磯津地区編④
こんにちは~!定住支援員のOです☆
さて、今日は磯津地区のご紹介vol.4!
地区の方に教えていただいた、見どころ絶景ポイントをご紹介させていただこうと思います!
とは言いつつ、「別世界につながりそうな小道」や「海」については、既にご紹介しちゃってますが☆
詳しくはvol.1をご覧ください
磯津の素敵ポイントは、まだまだあるのでぃす!どんどんご紹介してまいりましょう☆
……地区を徒然に周っている時から、ひときわその存在感に目が釘付けだったのです、これ⇊
これ、あれですよ。ト〇ロの森じゃないですか。森が生き物のように鎮座ましてますよ。
Vol.1で暴走しかけた私の妄想力が抑えきれません…!ウズウズ。。。。妄想暴走?磯津地区あれこれvol.1はこちら
地図で確認すると、位置的に客(きゃく)神社のようです。客神社には確か、市指定天然記念物になっているクスやシイの巨木が茂る社叢林があったはず。おお(° ꈊ °)✧˖°あそこがそうか!
よっしゃーーー!行ってみましょう☆(๑•̀ㅂ•́)و✧
最初の写真でわかるように、2階建ての家よりずっと高い木々。根元に立つと、ぐぐっと首を伸ばして見上げないと全容が見えません。
すっと背筋が伸びるような、それでいて肌がぴりつくような厳しさではなく、守られているような空気が満ちています。
創建に関する明確な資料はないようですが、棟札などによると1686年の時点で本殿が再興されたとあり、古くから磯津地区を見守ってきた場所であることがわかります。
この客神社、磯津地区だけでも、今訪れている磯崎と、更に磯崎の中の夢永、そして広早の3か所にあります。全部の客神社を参拝してみるのも一興ですね。
vol.1でお知らせした、複雑な彫刻が施された拝殿や多くの船絵馬が飾られている神社です。
すっかりリフレッシュしたところで、もう一か所、地元のおばあちゃんたちが「散歩」として歩くというコース。
Vol.3でもご紹介した、新磯崎八十八ケ所巡りの順路にも入っている「磯崎城跡」に行ってみましょう。
その昔、喜木津は吉田藩、磯崎は宇和島藩と、隣り合う地域ながら藩が分かれていたそうです。更にそれ以前の戦国時代には、摂津氏と宇都宮氏で領土争いが繰り広げられ、磯崎城は、摂津氏側にとって重要な瀬戸内側の磯崎港を確保する城であったそうです。
伊予灘が一望できる立地なので、港を出入りする船をここから監視していたんだとか。
ホホウ͟͟͞͞٩(๑☉ᴗ☉)੭ु⁾⁾つまり見晴らしが良い場所ということですね!行ってみましょう☆
山頂に行くまでに結構時間がかかるよ~と言われていたので、(ちょっとズルをして)近くまで車で行かせていただきました。
車が停めれる空きスペースからは、こんな感じの遊歩道。八十八ケ所巡りの石像や、苔むした足元の清々しい緑に、坂道で上がった息がゆっくり整っていきます。
高台に着くと、こんな立派な天守閣風の建物が。近年、新たに建築されたものなんだそうです。
伊予灘のみならず、領地まで見渡せる絶好の場所であることがわかります。
このあたりで海抜約70メートル。集落からは緩やかな坂道で1キロ弱といったところでしょうか。
地区内のおばあちゃま方は、いつもここに「散歩」しにくるそうです。車置いてからここまででも、結構しんどかった気がするんですが・・・(;^_^A
地方に行くほど、ご高齢の方が元気なのは超あるある。
地域での役割を担いつつ、普段からよく歩いていることも影響しているのでしょうね。
このほかにも、喜木津から広早に抜ける県道沿いから見る夕日が、とっっっっっても綺麗だという情報が!
海に面した斜面の上に県道が通り、すぐ足元から海が広がる場所です。ここで見る夕日、さぞかしきれいに違いないでしょう☆(✿´ ꒳ ` )
あと、個人的には、今まであまりお伝えできていない広早集落の様子も好きなんです。
県道から山側に上がった急斜面に家々が立ち、海をはるか足元に見ている感覚。集落に至る道も狭く複雑に入り組み、ある程度海抜の高いところにいるのに、海に触れているようにも山に触れているようにも感じる、不思議な場所です。
え?広早の写真はないのかって?
そうなんですヾ(。>﹏<。)ノ゙ゴメンナサイ。
何度かチャレンジしたんですが、集落に入るとほぼ車が離合できない幅が続く広早。
車を降りて撮影してたらご迷惑をおかけしちゃう。。。(;^_^Aということで、撮れていないんです・゚・(。✖д✖。)・゚・また今度、チャレンジしてみます!
さて、そんなこんなで色々回ってきた磯津地区。
最後に、地区の人とのお話を少し。
地区を周る際、車は公民館に停めさせていただくことが多くありました。
ある日、公民館隣の市役所出張所で職員さんとお話していると、何やら私の車のあたりでごぞごぞしている地域の方が。
「こんにちは。車、移動させたほうがいいですか?」
「ああ、おったおった。魚ようけもろたんよ。車あったけん、Oさんおるなぁ思て。持って帰らんかな」
見ると立派なアジや鯛や、見たことないお魚も!
「ええ~!かまんのですかっ♡」(←基本、断らない性分)
「ええよ。食べれるだけ好きなんお取り。袋二重にして、氷ごと分けるけんな。」
「ありがとうございます!」
そうこうしているとまた別の方が
「袋だけやったら車汚れたらいかんけん、これ使こたら。終わったら、捨ててええし」
とパーティーサイズのアイスクリームのケースをどこかから出してきてくれて、袋ごとすっぽりIN。
ご挨拶からおすそ分けまで、あれよあれよという間に進みます(๑・㉨・๑)。
まだ数回しかお邪魔していないのに、車があることで私がいることに気づいてくださるのも、
いるなら、おすそ分けあげようというそのお気持ちも、
都会では今はほとんどない交流の在り方。
「磯津での生活は、ごちゃごちゃしてないんだよね。とってもシンプル。」
そんな地域の方の声を思い出しながら、あったかい気持ちで帰路に着いたOなのでした。
それでは今日は、この辺で。
❁定住支援員・O❁
八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として活動中。
市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、あっちこっちに出没。
最近の悩みは、八幡浜の地図が頭の中で暴れ出して位置がなかなか掴めない事(^_^;)