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2018.11.08
日土地区

定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~日土地区編③

こんにちは~~!定住支援員のOです。
日土地区のご紹介vol.3♪

 

今日は、日土地区内の鹿島神社(かしまじんじゃ)に伺った時の様子を。(訪問日:7月中旬)

 

こちらの宮司さんは、私が地域おこし協力隊として活動していた時から
大変お世話になっていた方。


<お化け屋敷をした際には、ご祈祷をしていただきました☆>

 

久しぶりにご挨拶がてら伺ってみると、延々と続く階段のお掃除をされているところでした。

 

「こんにちは~」
「おお~。よう来なさったな、今日は何用で?」
「地域の素敵なところご紹介したいと思て、鹿島神社もまた写真撮りに来たんです」
「おお、そうですかそうですか」

 

鹿島神社からは、日土地区の中心部が良く見渡せます。

今見えているところが、日土の中でも平地の部分。

周辺部の地域は、この谷を中心として山沿いに広がっていきます。

 

855年に勧請したといわれる鹿島神社。

勧請…神仏の分身・分霊を他の地に移して祀ること

 

積み重ねた歴史が、いたるところから感じられます。

 

立派な石垣。
<これほど薄く繊細に積み上げられている石垣は初めて見ました☆芸術的!(੭ ˃̣̣̥ ω˂̣̣̥)੭ु⁾⁾>

お手水の龍、かっこいい!
<そのものの佇まいが美しいので、私の腕でも写真に綺麗に写せます☆(๑•̀ㅂ•́)و✧>

 

宮司さんにご紹介いただいたのが「かなめ石」

大ナマズの頭を押さえ鎮めているこの石があることによって、
この地は地震が起きにくい、といわれているそうです。
(※伝承のお話です。地質学・地震学的な証明については、ご容赦ください)

 

余談ですが、八幡浜市の北部大部分を占める地質は
薄く板状に割れやすい岩石からできている三波川帯というものだそうで。
(関東山地から九州佐賀関まで広く分布する地質帯)

このブログでも何回かご紹介している青石(緑色片岩)や珪質片岩を含む地質で、
日土地区もこの地層の上にあります。

珪質片岩からはが産出されるため、
ここ日土町から旧保内町にかけて、
明治時代には数多くの銅山がありました(現在は閉鎖)

<お隣、日土東の筵田という地区の山中にある銅山跡>

日土の山間部、今出(いまで)の銅山からは、
その昔川之石地区の楠町(くすまち)に向けて
掘削した銅をワイヤーに引っ掛け、ロープウェーのようにして銅を運んでいたとか。(画像は、イメージです)

ウヒョー、スゴイ!*॰ْ✧ً⋆。˚٩(´͈౪`͈٩)⋆。˚*ْ✧ं॰*

 

 

次に見せていただいたのは、ナギの木。市の天然記念物に認定されている巨木もここ鹿島神社にあります。

 

このナギの葉っぱは、行脈がなく、竹のように主脈のみ。

つまり、縦に引っ張っても切れることがない、とても強い葉っぱです。

 

この性質から「我慢がきく」という意味で、

日土では昔から嫁入り道具のタンスの中に入れていたんですって。

へぇぇぇぇぇ(灬╹ω╹灬)

 

 

地方の神社は、お祭りや新年行事だけでなく、地域の生活に密着していることが多いです。

ここ鹿島神社では輪抜け(夏越しの祓い)などの伝統行事は勿論、
小学校入学のお祝いの「勧学祭」なども行われています。
そしてそれらの行事は、総代さんという役目を担った地域の方々が協力して行っています。

 

歴史や伝承とのつながりを日々感じながら生活できるのも、地方暮らしの魅力ですね(*’∀’人)

 

それでは今日のところは、この辺で!

 

<追記>

・・・・・一枚頂くことができました、ナギの葉。(天然記念物のじゃないやつです)
そっと忍ばせておきましょう。
これでワタクシ少しは我慢がきく子になるでしょうか…・゚・(。✖д✖。)・゚・

 

❁定住支援員・O❁

八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。
3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として活動中。
市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、
移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、
あっちこっちに出没。
最近の悩みは、八幡浜の地図が頭の中で暴れ出して位置がなかなか掴めない事(^_^)