定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~日土地区編①
こんにちは!定住支援員のOです♪
今日からは日土(ひづち)地区のご紹介です☆
「日土町」には日土地区と日土東地区の二つの地区があり、
日土地区は市内中心部に近いほうに位置しています。
人口1,304人。高齢化率44.1%の地区。(平成30年1月末時点)
地区中心部を流れる喜木川沿いに
主要地方道長浜保内線が通り、
平地の川横から山腹まで集落が広がる地区です。
地区内にはJAのスーパーがありますが、
市内中心部(旧八幡浜・旧保内)にも車で5~10分程度なので、そちらに行く方も多いです。
病院は、地区内に内科があります。
他の科については、スーパーと同様、車で中心部まで行くことが多いようですね。
子供たちは、スクールバス等での通学。
ただし、バスが通っていない場所もあるので、
待ち合わせの場所までは家族が送り迎えしたりしています。
中学生は、保内中学校にスクールバスや自転車通学。
長浜保内線を外れ、山沿いの集落へつながる道に入ると、急に狭くなる印象。
公共交通機関はないので、日土に住むにはお車は必須。
周辺部においては山間地が多いので、スタッドレス装備も欠かせません。
この地区にお住いの方の移動手段としてご紹介を忘れてはいけないのは、こちら。
日土町全域を対象とし、
主に、ご自身で運転できない方の大切な移動手段として、
地域の生活を支えている「公共交通空白地有償運送事業」です。
平成20年の開始以来、高齢独居者の方の通院・買物の手段として、
子供たちの通学の手段として、
現在では地域に欠かせないバスとなっています。
「自分たちの地域を自分たちで支える」ポリシー。
ほぼ毎日、雨の日も雪の日も地域の方が交代で運転し、
同じ地域住民ならではのきめ細やかな対応で運営しています。
<事務所には地域の方が集まり、日々交流が生まれています>
運営の皆さんの努力は勿論ですが、
にこにこ日土が深く地域に根差した交通機関となっているのには
他の側面もあります。
ご自身でまだ運転ができて、バス利用の必要がない人でも、
「地域の方を支えるために」
「いつか自分も支えてもらうんだから」
という思いで、大勢の地区住民の方が、積極的に会費を払って運営を支えています。
この共助の精神が、地域を支える力を生み出し、
そしてそれが一過性で終わることなく、
10年にわたって続く取り組みとなっているんですね。
このこと自体が、日土町の皆さんの優しさを表している気がします!
それでは、今日はこの辺で。
にこにこ日土は、平成30年、その模範的な地域公共交通の取り組みが評価され、
NPO法人としては全国初、「地域公共交通優良団体国土交通大臣表彰」を受けました。
詳しくはこちら
❁定住支援員・O❁
八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。
3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として活動中。
市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、
移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、
あっちこっちに出没。
最近の悩みは、八幡浜の地図が頭の中で暴れ出して位置がなかなか掴めない事(^_^;)