【妻編】”地域おこし協力隊って実際どうなの?リアルな働き方と感じたこと①
前回の記事では、移住後の仕事探しについて書きました。
(※仕事探し奮闘記はこちら)
私は移住してすぐ、「地域おこし協力隊」として働くことになりました。
実は、移住するまでは制度名すら知らず、
「協力隊ってどんな仕事するの?」という状態だったんです。
だからこそ、今回は
・制度としてどういうものなのか
・私が感じたリアルなやりがいと戸惑い をお話ししたいと思います。
■ そもそも「地域おこし協力隊」って?
地域おこし協力隊は、総務省が行っている制度で、
都市部から地方に移住した人が、地域の活性化につながる仕事を行う仕組みです。
活動内容は地域ごとに大きく違いますが、例えば:
・イベントの企画・運営
・移住相談対応
・空き家活用のサポート
・観光振興、情報発信
・農業のお手伝い など
(詳しくはこちら⇒総務省 地域おこし協力隊制度)
■ 私が協力隊になろうと思った理由
移住を考えている皆さんに質問です。
「なぜ地域おこし協力隊を選びたいと思っていますか?」
地域に関わりながら働きたい?
移住の足がかりにしたい?
地域活性化に興味がある?
その地域のファンだから?
私はというと、「暮らしながら、地域の役に立てる仕事がしたい」
その思いが一番大きかったです。
■ 地方に来て驚いたこと:「距離の近さ」
都会ではあまり聞かれない質問でも、田舎だと必ず聞かれます。
「なんで八幡浜に来たの?」
「どこから来たの?」
「ここで何してるの?」
「独身?結婚しているの?」などなど
最初はちょっとドキッとするし、圧を感じるときもあります。
でもこれは、自分に興味を持ってくれているサイン。
「知ろうとしてくれている」、
その気持ちが、今ではありがたいなと思えるようになりました。
■ 活動を続けるうえで大事だったのは「伝えること」
協力隊として働いていると、どこへ行っても必ず聞かれます。
「何しよるん?」「どんな活動してるん?」
最初は説明が下手で、しどろもどろだった私も(笑)
今では、
「移住者を増やすために活動してるんですよ〜」
と、自分の言葉で伝えられるようになりました。
すると、地域の人との距離って本当に縮まるんですよね。
「伝える」ことで、自分のやりたいことにつながりました。
■ 移住の手段としての協力隊は“アリ”。でも…
協力隊は、移住の不安を大きく減らしてくれる制度です。
・住むところがある(自治体によっては手当あり)
・地域とのつながりができる
・一定の収入がある
「与えられた3年間で、地域に何を残せるか」
ここがすごく大事だと日々感じています。
ただ、3年目の今思うのは――協力隊の“3年間”は本当にあっという間だということ。
任期中は、地域に慣れたり、活動を覚えたり、人との関係づくりをしたり…
気づけばカレンダーがどんどん進んでいきます。
そして協力隊は、卒業後の働き方や収入が約束されているわけではありません。
だからこそ、
・協力隊の任期が終わったら、どう生計を立てていくのか
・家族を養っていけるのか
・一人で暮らしていく場合、その収入の基盤はどうするのか
そういった“その先”を、早い段階から意識して動くことがとても大切だと感じています。
■ 任期があるからこそ、“その先”の準備をゆっくり始める
協力隊の期間は、「自分のこれからを考える時間」として本当に貴重です。
・事業を立ち上げる?
・地元企業に就職する?
・フリーランスで働く?
・別の地域で挑戦を続ける?
どんな道を選んでもOK。
でも、なんとなく3年過ごしてしまうのは、本当にもったいない。
協力隊だからこそ得られる経験やつながりを、“次のステップ”にどうつなげていくか――
そこに、この制度の価値があるのかなと感じています。
❁八幡浜市地域おこし協力隊 移住支援員❁
2023年4月に着任。結婚を機に八幡浜に移住してきました。
人の温かさに触れながら、忙しいながらも充実した毎日を送っています。
新鮮な魚とおいしいみかんが食べれる町。それが八幡浜。来て見て食べてみてください。
協力隊インスタグラムまたは協力隊フェイスブックでも情報を発信していますので、ぜひご覧ください♪
