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2025.12.01
ブログ

【妻編】”地域おこし協力隊って実際どうなの?リアルな働き方と感じたこと①

前回の記事では、移住後の仕事探しについて書きました。
(※仕事探し奮闘記はこちら

私は移住してすぐ、「地域おこし協力隊」として働くことになりました。
実は、移住するまでは制度名すら知らず、
「協力隊ってどんな仕事するの?」という状態だったんです。

だからこそ、今回は
・制度としてどういうものなのか
・私が感じたリアルなやりがいと戸惑い 
をお話ししたいと思います。


■ そもそも「地域おこし協力隊」って?

地域おこし協力隊は、総務省が行っている制度で、
都市部から地方に移住した人が、地域の活性化につながる仕事を行う仕組みです。

活動内容は地域ごとに大きく違いますが、例えば:

・イベントの企画・運営
・移住相談対応
・空き家活用のサポート
・観光振興、情報発信
・農業のお手伝い など
(詳しくはこちら⇒総務省 地域おこし協力隊制度


■ 私が協力隊になろうと思った理由

移住を考えている皆さんに質問です。

「なぜ地域おこし協力隊を選びたいと思っていますか?」

地域に関わりながら働きたい?
移住の足がかりにしたい?
地域活性化に興味がある?
その地域のファンだから?

私はというと、「暮らしながら、地域の役に立てる仕事がしたい」
その思いが一番大きかったです。


■ 地方に来て驚いたこと:「距離の近さ」

都会ではあまり聞かれない質問でも、田舎だと必ず聞かれます。

「なんで八幡浜に来たの?」
「どこから来たの?」
「ここで何してるの?」
「独身?結婚しているの?」などなど

最初はちょっとドキッとするし、圧を感じるときもあります。
でもこれは、自分に興味を持ってくれているサイン。

「知ろうとしてくれている」、
その気持ちが、今ではありがたいなと思えるようになりました。


■ 活動を続けるうえで大事だったのは「伝えること」

協力隊として働いていると、どこへ行っても必ず聞かれます。

「何しよるん?」「どんな活動してるん?」

最初は説明が下手で、しどろもどろだった私も(笑)
今では、

「移住者を増やすために活動してるんですよ〜」

と、自分の言葉で伝えられるようになりました。

すると、地域の人との距離って本当に縮まるんですよね。
「伝える」ことで、自分のやりたいことにつながりました。


■ 移住の手段としての協力隊は“アリ”。でも…

協力隊は、移住の不安を大きく減らしてくれる制度です。

・住むところがある(自治体によっては手当あり)
・地域とのつながりができる
・一定の収入がある

「与えられた3年間で、地域に何を残せるか」
ここがすごく大事だと日々感じています。

ただ、3年目の今思うのは――協力隊の“3年間”は本当にあっという間だということ。

任期中は、地域に慣れたり、活動を覚えたり、人との関係づくりをしたり…
気づけばカレンダーがどんどん進んでいきます。

そして協力隊は、卒業後の働き方や収入が約束されているわけではありません。

だからこそ、

・協力隊の任期が終わったら、どう生計を立てていくのか
・家族を養っていけるのか
・一人で暮らしていく場合、その収入の基盤はどうするのか

そういった“その先”を、早い段階から意識して動くことがとても大切だと感じています。


■ 任期があるからこそ、“その先”の準備をゆっくり始める

協力隊の期間は、「自分のこれからを考える時間」として本当に貴重です。

・事業を立ち上げる?
・地元企業に就職する?
・フリーランスで働く?
・別の地域で挑戦を続ける?

どんな道を選んでもOK。
でも、なんとなく3年過ごしてしまうのは、本当にもったいない。

協力隊だからこそ得られる経験やつながりを、“次のステップ”にどうつなげていくか――
そこに、この制度の価値があるのかなと感じています。


❁八幡浜市地域おこし協力隊 移住支援員❁
2023年4月に着任。結婚を機に八幡浜に移住してきました。
人の温かさに触れながら、忙しいながらも充実した毎日を送っています。
新鮮な魚とおいしいみかんが食べれる町。それが八幡浜。来て見て食べてみてください。
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