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2025.08.12
ブログ

【妻編】知らない土地での新生活。結婚を機に移住した私の本音

私は結婚を機に、夫の地元・愛媛県八幡浜市に移住しました。
それまで住んでいた場所とは、景色も人の距離感もまったく違う。

今回は、私が感じた「ギャップ」や「モヤモヤ」を正直に書いてみます。


👤 ① 知り合いがいない孤独感

最初にぶつかったのは「知っている人が誰もいない」こと。
夫の実家があるとはいえ、自分の友達も、頼れる人も、ここにはいませんでした。
お店の場所も、病院のことも、ちょっとした世間話さえできる人がいない。

特に辛かったのは、「夫と些細な事でケンカしたとき」
今までなら友達に愚痴を言ったり、ちょっと会ってお茶したりできたのにここではそれができない。
「私、だれにも話せないじゃん。。。」と気持ちが沈んでしまったこともあります。


人づきあいが得意じゃなくて戸惑ったこと

正直に言うと、私は人づきあいが得意なタイプじゃありません。
だから移住してすぐの頃は、
「どうやって友達を作ればいいんだろう?」
「地域の輪にどうやって入ればいいんだろう?」と、とても戸惑いました。

知らない土地での人間関係って、一歩踏み出すのにすごく勇気がいります。
でも、少しずつ自分のペースで関わっていくうちに、自然と話せる人が増えてきました。


🏠 ② 義実家との距離感、どうする?

「夫の地元に住む=義実家のそばに住むのが普通?」
…そう思われるかもしれませんが、
私たちはあえて、少し距離をおいた場所に住むことを選びました

最初はやっぱり、いろんな不安がありました。

「失礼に思われないかな?」
「何かあったとき、すぐ駆けつけられないのはダメ?」など…

でも、無理に“いいお嫁さん”を目指して、疲れてしまうより、
自分たちの暮らしを大切にしながら、自然な関係を築きたいと思ったんです。

たまに遊びに行ったり、果物をおすそ分けしたり。
お互いが心地よいペースで関われている気がします。


🗣️ ③ “○○さんの嫁”って呼ばれる

地域の人と話すと、よく聞かれました。

「どこの人?」「どこに嫁いできたの?」
悪気がないのはわかってるけど、なんとなく“私自身”を見てもらえてない気がして、もやもや。

でも、少しずつ顔を覚えてもらい、「あ、○○ちゃん(私の名前)!」と呼ばれるようになったときは、
すごく嬉しかったです。


📱 ④ 情報が少ない!

正直、「どこに何があるの?」「これって誰に聞けばいいの?」という場面が多かったです。

都会なら、調べたらすぐ出てくることも、地方では“知ってる人に聞く”が基本。

でも、移住者はその「知ってる人」がいないから、わからないまま迷子になりがち。

小さなことも、誰かに聞ける関係づくりが大事なんだなと感じました。


🌱 不安はあるけれど、少しずつ慣れていける

最初の数ヶ月は、とにかく不安で、泣いた日もありました。
でも、不思議と半年くらいたつと、だんだん“暮らしている”感覚に変わってきます。

最初の頃は、「早く友達つくらなきゃ」ってずっと焦っていました。
でも、ある時ふと気づいたんです。
無理に仲良くしようとしなくてもいいんだ、って。
「誰とでも仲良くしなきゃ」って思うより
「この人とちょっと話してみたいな」と感じる気持ちを大切にした方が、心がずっと楽になりました。

一歩ずつでいい。無理して“なじもう”としすぎないことも大切です。


💌 結婚を機に移住を考えている方へ

夫or妻の地元に移住するって、思っている以上に大きな決断。
知らない土地、知らない人間関係、義実家との関係――
不安があって当たり前だし、「これでよかったのかな?」って思う日もあるかもしれません。

でも、その中でも、小さな“楽しみ”や“ほっとする瞬間”を見つけて
それを自分のペースで大事にしていけたら、きっと少しずつ心が軽くなっていきます。

私も最初は戸惑いの連続だったけど、
今は「ここで過ごす時間も悪くないな」って、少しずつ思えるようになりました。

八幡浜市では、移住者交流会を定期的に開催しています。
移住して不安な気持ち、だれかと話したい、そんなときにぜひご活用ください!


❁八幡浜市地域おこし協力隊 移住支援員❁
2023年4月に着任。結婚を機に八幡浜に移住してきました。
人の温かさに触れながら、忙しいながらも充実した毎日を送っています。
新鮮な魚とおいしいみかんが食べれる町。それが八幡浜。来て見て食べてみてください。
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