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2026.01.27
ブログ

【夫編】自然と向き合う仕事のリアル。みかん農家の正直しんどいところ”

今回は「大変なところ」について、正直に書いてみたいと思います。
これから農業を始めたい人や、地方での暮らしに興味がある人の参考になればうれしいです。


◎農家の“ちょっと大変なところ”

思った以上に「見られている」

田舎で暮らしていると、想像以上に日常を見られているなと感じることがあります。
「今日は車なかったね。どこか出かけてた?」
そんな何気ない一言も、都会暮らしではなかなかない感覚。
良くも悪くも、人との距離が近い暮らしです。


ご近所付き合いは必須

山間部では、地域のつながりがとても濃く、ご近所付き合いはほぼ必須。
お互いの畑の様子や暮らしぶりを気にかけ合い、
困ったときには助け合える反面、気をつかう場面も少なくありません。


地域の行事が多い

主人の地元では、春祭りをはじめ、地域行事が多いです。
地元の春祭りでは、神楽を奉納します。※神楽とは、日本の伝統的な舞踊や音楽を伴う神事芸能で、
神道の神々をお迎えし、もてなすために行われる儀式です。

この神楽、実は地元だけで行うものではなく、
「巡業」といって、他の地域に出向いて奉納することもあります。

祭りだけでなく、
道路掃除、草刈り、道作りなど、何かと作業があります。
終わった後は「打ち上げ」いう名の飲み会つきです(笑)
体力的にも時間的にも、負担に感じることは正直あります。


飲み会との距離感

こっちに帰ってきた当初は、
地域の行事後の飲み会にも、できるだけ参加していました。
「顔を覚えてもらわないと」「大事な付き合いだから」と思っていたからです。

でも、頻繁に続くうちに、正直しんどく感じるようになりました。
今は、
「この飲み会は参加しよう」
「今回は参加せんでもいいかな」
と、自分で決めるようにしています。

全部に参加しなくても、無理をしなければ関係が壊れるわけではない。
夫なりの距離感を探しながら暮らしています。


正解が一つじゃない世界

農業には、「これをすれば必ずうまくいく」という正解がありません。
農家さんごとにやり方が違い、人によって言うこともバラバラ。
最初の頃は、「結局、誰の話を聞けばいいの?」と迷うことも多いです。


天候に左右される

雨、雪、暑さ、寒さ…全部が仕事に直結。
晴れていないとできない作業も多いので、天気予報は毎日チェックが必要です。
特に印象に残っているのが、昨年2月の大寒波。
八幡浜では珍しいほどの積雪があり、
主人の山がある地域では40〜50cmほど雪が積もりました。

除雪車が来るまで身動きが取れず、
みかんの枝が折れたり、ハウスが壊れたり…。

「自然の力には逆らえない」そう実感した出来事でした。


儲かるまでに時間がかかる(Iターン新規就農者あるある)

新しく農業を始めた方からよく聞くのが、「収入が安定するまでに時間がかかる」という声。
すぐに”農業で食べていける”という状態になりにくいからこそ、
貯金や家族の支援など、最初の数年間をどう乗り切るかがカギになります。


メンタル面の浮き沈み

自然が相手の農業は、どれだけ頑張っても天候や病害虫に左右される世界。
思うように作物が育たなかったり、イノシシにみかんを食べられて収入が減ったり、
人間関係で悩んだり…精神的にしんどくなることもあります。
ちなみに、私たちも、何度もあります。(写真は鳥に食べられてしまったみかんです)
このときは、本当に絶望しました。「丹精こめて作ったのに、なんで…」と。

だからこそ、農業から少し離れる時間も大切にしています。

私たち夫婦の定番は、
「大好きなラーメンを食べて、温泉に入って、また頑張る」こと(笑)

農業=人生のすべて、にならないように、気持ちの逃げ場も必要です。


夫の失敗も日常の一部

うちの主人は、正直よく失敗をします(笑)
先日、倉庫に車を入れたとき、「もう入ったはず」と思った瞬間、
1トントラック(MT車)が倉庫の斜面で滑り、近くのお宅の倉庫を壊しそうになりました。

幸い、大事には至らず、近所の方々も駆けつけてくれて、
「疲れとるんやろ」「誰でもミスはあるよ」と声をかけてくれたそうです。

大きな失敗から小さな失敗まで、たくさん経験し、
「もう辞めようかな」と思ったことも何度もあります。


今回はここまで。
次回は、**みかん農家の“いいところ”**についてお話していきます。


❁八幡浜市地域おこし協力隊 移住支援員❁
2023年4月に着任。結婚を機に八幡浜に移住してきました。
人の温かさに触れながら、忙しいながらも充実した毎日を送っています。
新鮮な魚とおいしいみかんが食べれる町。それが八幡浜。来て見て食べてみてください。
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