~20代夫婦の移住までのお話②~【仕事探し奮闘記】
私たちは3年前に、夫の地元・愛媛県八幡浜市に移住しました。
自然に囲まれた穏やかな暮らしを求めて移住しましたが
実際には仕事や住まい探しなど、準備段階でいろいろと悩んだことも・・・
移住を考えるとき、「仕事はあるの?」「どんな求人があるの?」というのは多くの人が気になるポイントだと思います。
今回は、そんな「移住後の仕事探し」について、実体験をもとにお話しします。
これから八幡浜での暮らしを考えている方に、少しでも参考になればうれしいです。
八幡浜市のお仕事事情
実際に探してみてわかったのは、八幡浜ならではの仕事の傾向があるということ。
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医療・福祉系の仕事が多い
病院や高齢者施設、福祉施設が市内に点在していて、介護職・看護助手・保育士などの募集は安定してあります。
資格を持っている方や、これから福祉分野に挑戦したい方にはチャンスが多い地域です。 -
製造業も盛ん
地元の企業では、例えば「和菓子製造」「パティ製造工場」などがあり、
製造ラインでの作業員募集なども比較的多く見かけました。
コツコツ作業が得意な方や、工場勤務を希望する方には向いているかもしれません。 -
事務職の募集は少なめ
「パートでちょっと事務の仕事を…」と思っていた私には、ここが一番ネックでした。
タイミングにもよるとは思いますが、事務系の求人は非常に少なく、倍率も高めという印象です。そんな中で、私たち夫婦はそれぞれ自分の経験や希望に合った形での働き方を考えました。
■ 夫のケース:みかん農家の家業継承
私たちの場合、夫は脱サラして家業であるみかん農家を継ぐことが決まっていました。
移住のタイミングで本格的に農業に取り組むことになり、最初は親元での修行からスタート。
実際の農作業はもちろんのこと、JAや愛媛県主催の研修にも参加し、栽培の知識や農業経営について基礎から学んでいきました。八幡浜市では、新規就農希望者向けの支援制度も整っており、農地探しや技術支援、資金面のサポートなども受けられます。
詳しくはこちら→西宇和みかん支援隊■ 妻のケース:検索から始まった”地域との関わり方”
私は以前、自動車販売会社で営業と事務の仕事をしていましたが、
移住を機に、「もっと家族との時間を大切にできる働き方をしたい」と思うようになりました。
とはいえ、いざで仕事を探し始めると、事務職の募集は少なく、タイミングも合わないことが多く、少し不安に…。
そこでまずは、以下のような方法で、情報を集めてみることにしました。-
ハローワークで地元の求人をチェック
ハローワークの求人は、八幡浜市だけでなく、近隣の西予市や伊方町の求人も掲載されています。
八幡浜市で希望の職種が見つからない場合は、通勤圏を広げてみるのもいいかもしれません。
ハローワーク八幡浜の求人はこちら -
求人アプリ(Indeedや求人ボックスなど)で「八幡浜+在宅」「八幡浜+パート」などのキーワード検索
意外と全国展開の会社が在宅ワークスタッフを募集していたり、リモートOKの仕事がヒットしたりすることも。八幡浜市役所の公式サイトでも職員募集している場合も
市役所では、一般事務職や保育士・幼稚園教諭、土木技術職など、さまざまな職種の採用試験が実施されており、経験者枠も設けられています。
また、会計年度任用職員としての募集もあり、パートタイムやフルタイムなど、柔軟な働き方が可能な職種も見受けられました。 -
「八幡浜 仕事」といったキーワードでグーグル検索
この検索の中で出会ったのが、のちに私の転機となる「地域おこし協力隊」制度でした。
地域おこし協力隊は、移住者が地域に根ざしながら、市や町の課題解決に取り組む制度で、
「自分のスキルを活かしたい」「地域に貢献したい」と思っていた私にはぴったりの働き方。その後、先輩隊員の話を聞き、応募を決意。
現在は移住者の支援やイベント企画、情報発信といった業務に関わりながら、自分らしい働き方をしています。■ ポイントまとめ
✅ 地元だけに絞らず、周辺地域も視野に入れることで選択肢が広がる
✅ ハローワークでは、近隣市町の求人もまとめて紹介してくれる
✅ 市役所の職員募集や会計年度任用職員にも注目
✅ 「地域おこし協力隊」や在宅ワークなど、新しい働き方にも目を向けてみる❁八幡浜市地域おこし協力隊 移住支援員・萩森❁
2023年4月に着任。結婚を機に八幡浜市に移住してきました。
人の温かさに触れながら、忙しいながらも充実した毎日を送っています。
新鮮な魚とおいしいみかんが食べれる町。それが八幡浜。来て見て食べてみてください。
協力隊インスタグラムまたは協力隊フェイスブックでも情報を発信していますので、ぜひご覧ください♪ -