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2022.04.19
川上地区

定住支援員のやわたはま・あれこれ~桜編:川上地区

こんにちは!八幡浜市定住支援員のOです★

今日は、川上地区の桜スポットのご紹介です。
※訪問してからかなり遅れての投稿になってしまっています。なにとぞご容赦くださいm(__)m

川上地区は、こちら⇊⇊ (これまでの川上地区のご紹介記事は、こちらから)

温州みかんのブランド産地である川上地区では、ほぼすべての山が山頂までぎっしりと柑橘畑で占められています。

そのため、ワタクシの中ではあまり桜のイメージがなかった地区なのですが、今回別件で訪れた際、とても素敵なスポットを見つけることができました。

川上地区の中の、上泊(かみどまり)という集落の住吉神社。国道378号線沿い、川名津漁港を臨む位置にあります。

伺ったのは4月7日の夕方。先週末に強めの雨風があり、既に市内の方の桜はかなり散り始めていたため、今年の桜散策はもう終了かなぁとあきらめたかけていたところだったのですが、こちらの桜はまだまだ満開。

夕暮れ時の、少しオレンジ色を帯びた陽の光の中に、きらきらと輝いています。

境内下には広場があり、そこから見た景色はこんな感じ。上泊の集落と、穏やかな海がすぐそこに見えますね。
桜と海と段々畑。八幡浜らしい、素敵な風景です。

ちなみに、こちらの住吉神社には、境内への階段がふたつ設置されています。
本殿横にむかって、広場からあがる階段と、

海に面した本殿正面側の階段。
どちらも桜のアーチがかかり、とても素敵な雰囲気です。

まずは、本殿前の階段から上がってみましょう。

「桜食べちゃうぞ~★”ŧ‹”(๑´ㅂ`๑)ŧ‹”」とでも言っているかのような阿形と

「もうお腹いっぱいです!(*´3`)-з」という感じの吽形の狛犬さまが出迎えてくれました。

狛犬さまにもいろんなタイプがありますが、こちらの狛犬さまはなんだか親しみあるご面相ですね。

もう一方の階段付近には、何故か少し離れた山の斜面際に狛犬さまがありました。

狛犬さまは、通常参道の両側に設置され、そこを通る邪気を祓うものですが、どうしてこんなどん詰まりの場所に鎮座されているのでしょう?

本殿前の狛犬さまと比べても、風化が進み、古い時代の物のようにも見えます。
・新しい狛犬さまと入れ替えて、古い方をここに置いたのかな?
・もともとここに参道があって、参道は変わったけど狛犬さまだけ元の場所にいるのかな?
・風水的に、ここに狛犬さまを置く意味があったのかな?

などなど、じわじわと想像が膨らみます。
今回、何故ここに狛犬さまがいるのかはわかりませんでしたが、また機会があれば地元の方にお話を伺ってみたいですね(σ-д・´)

滞在中の僅かな時間中にも、太陽はゆっくり傾きつづけ、電球色のような温かい色合いが辺りを包んでいきます。

都市に住んでいると、桜をゆっくり楽しもうとした場合、少し大きな公園や観光スポットに行くことが多いですよね。ちょっとしたおでかけというか。
でも八幡浜では、日常のすぐ近く、サンダル履きでちょっと夕涼みにいける距離感に、こういった場所がたくさんあります。

周りに大勢の方がいる観光名所で見る桜も楽しく壮観なものですが、こんな風に見頃を迎えた桜を「咲いとるけん、ちょっと見てみよや」と毎日の散歩のように気軽に楽しむことができるのは、何とも言えない贅沢ですよね。

さて、陽も徐々に傾いてきているので、そろそろ帰りましょう。

神様にご挨拶して帰ろうとすると、本殿のガラスにも映り込んだ桜模様が。

これもまた、美しい(❁▿❁*)(※)
春の一日、素敵な風景がたくさん見れたことに感謝しつつ、住吉神社を後にしたOなのでした。
それでは今日は、この辺で。

※最後の写真。帰って写真を見ると、奥に謎の人物画が映りこんでいることに気づきました。(ガラスの反射面ばかり気にしていたので、現場では気づかず)
祭事ででも使われたものなのでしょうか。狛犬さまの謎と合わせて、また教えていただこうと思います(*´罒`*)

 

❁定住支援員・O❁

八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として市内全域を対象に活動中。市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、あっちこっちに出没。地図を読むことは得意だが、その地図情報が留まることがなく軽やかに頭を滑り落ち、行ったことがある場所でも危うさを感じる日常。自身の記憶への信頼感はここ数年でほぼゼロと化した(ヾノ・x・`) とはいえ、何度でも初めての感動を味わえるのでそれはそれでOKだと悟りの境地に近づいている。