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2021.08.20
大島地区

定住支援員の「やわたはま・あれこれ」~大島地区編⑥

こんにちは☆八幡浜市定住支援員のOですv(-^∀^-)v

前回、八幡浜港から22分の船旅を経て大島に上陸したワタクシ。
今日はいよいよ、2018年に完成した大島テラスに潜入調査ですっ!(☆ω☆)キラーン(←普通に玄関から元気にお邪魔予定です)

大島テラスは、こちら⇊⇊

船を降りたらすぐに目に飛び込んでくる位置にあります。テラスのガラスに、先程乗ってきた船が映っていますね(☆ω☆)

ちなみにテラス前の原付は、島の人の新車。さっきの定期船で、大島に初上陸したそうです。(そういえば船のデッキに鎮座していました(;^ω^))

 

既にオープンして3年経った大島テラス。
その間、大勢の人に親しまれ利用されていることがわかるように、スロープには人が通った跡がくっきりと残っています。

テラス内は木目調の落ち着いた雰囲気。

島のお母さんたちや、島ゆかりの人たちが作ったお土産品も飾られています。

  

私は昼便(八幡浜港11:30発→大島港11:52着)で大島に来て、夕方便(大島港16:40発→八幡浜港17:02着)で帰る予定なので、島の滞在時間は約5時間。

テラスができて新しく生まれ変わった大島をたっぷり満喫すべく、今日はしっかり予定を立ててきました★
さっそくミッションスタートでございます!==三(▼_▼)

その第1ミッションは、こちら⇊⇊

じゃんっ☆
そりゃあ、まずはごはんですよ♡(≧ڡ≦*)昼時ですし!

大島テラスには、予約必須の釜めし定食や島カレーなどのメニューもありますが、ワタクシはその日島で獲れた魚で提供されるお刺身定食をチョイス!

この日のお刺身は、アジとヤズ。※ヤズとは、ブリの小さいやつのことです。
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ・・・ 美味♡

刺身もたっぷりあって、これでお値段800円(❤╹ω╹❤)

当然副菜も、島の幸がたくさん使われています。
例年2月から4月にかけて漁が行なわれ、天日干しで仕上げられる大島産ひじきは、優しい味わい。

《天日干しされるヒジキ。元・大島地区地域おこし協力隊ノリ君提供》

特にそのおいしさに目を見張ったのは、お味噌汁。

入っている海苔が、目が転がり落ちるような美味しさだったのです+゜(*´>艸<`*)。+
海苔の豊かな風味が優しい味わいの合わせ味噌とマッチして、ごちそうさまするのがもったいないくらい(*´μ`*)
(おわかりでしょうか、上の写真。おいしすぎて途中まで一気に食べ、慌てて寄り素材を撮影した結果がこの中途半端な汁量です)

食器の返却時、スタッフのお母さんに伺ってみました。
「お味噌汁に入ってた海苔、あれなんですか?」
「あれはね、アオサよ」
「アオサ!香りもふわっと広がってシャキシャキ、無茶苦茶おいしかったです」
「本当?嬉しいわ、ありがとう」
とっても素敵な笑顔で喜んでくれました。

2021年現在、大島の人口は約190人。その殆どが、漁業で生計を立てています。
今日メニューに使われていた素材も、島内の顔を見知った身近な方々が大島テラスに卸したもの。ひょっとすると先ほどのスタッフのお母さんたち自身も、何らかの形であおさやひじきの漁に携わっているのかもしれませんね。(※1)

生産者の顔が見える売り方というのは、昨今様々なところで行われていますが、こうやって買い手が、生産者や近い関係者の方へ直接美味しさのお礼を伝えられる機会というのは、なかなか無いですよね。お母さんの笑顔を見て、なんだかこちらまで嬉しくなってしまいました(人*´∀`)+゚:。*゚+

さて、おなかも心も満たされて昼の定期便が大島を出発する頃(13:30)、次のミッションに出発することにいたしました。

ちなみに今日の主な予定は
①大島テラスで島ランチ堪能(←済)
②ミニミニ海岸清掃
➂シーグラス&貝殻拾い
④エンジェルロード踏破
⑤フォトフレームづくり
の5つです。

八幡浜大島を構成する5つの島のうち、大島より南に位置する三王島、地大島、貝付小島を巡る予定です。(詳しい位置関係などは、八幡浜大島ポータルサイトをご覧ください)

②③④は完全野外ルートのため、最高気温33度を超える真夏日の今日は、特にしっかりした準備が必要です(゚A゚;)。

小さい島とはいえ、歩いて周るとなると大変な距離のため、大島テラスで用意されているレンタサイクルを利用させてもらうことにします。(大人用1日200円)

ワタクシは、夏の青空に映える美しい白の電動自転車をチョイスしました。
この自転車が今日のミッションの成否を握っていると言っても過言ではありません。。。

行くぜ、盟友チャリダー!!===三└(┐卍^o^)卍ギュイギュイギュイギュイ

 

・・・気合がノリに乗ったところですが、長くなってきたので続きはまた次回。
次は、日よけの長袖長ズボン・帽子・マスクを着用し、水分が入ったリュックを背負いつつ、軍手とゴミ袋をポケットからはみ出させた怪しさ満点おばさんがテラスから出発します。ヾ(*¬_¬*)ノ

※1
ちなみに、ひじきの中でも特に柔らかい良質なものが獲れるのは2月~3月末で冬の寒さ厳しいころ。寒ひじきと名付けられたそれらは、寒風吹きすさぶ海で獲られた後、大釜で5~6時間釜炊きされ、その後天日干しにされます。毎日数度、乾燥状態を見ながらひっくり返して風を通し、5~7日間かかります。釜炊きや天日干しは、漁師さんの奥さんが担うことが多いそうですよ。
また、アオサは3月~5月末が収穫期。足場の悪い岩場にあるので、けがや落水に注意して作業します。どうしても細かい砂や小石が混ざっているので、何度も何度も手で確認しながら水洗い。天日干し保存以外にも冷凍保存もあるそうです。

《こぼれ話》
大島テラスができるまでは、島の人が飲食できる場所はもちろん、気軽に集える場所もありませんでした。もちろん、公民館は地域住民が自由に使えるよう解放されていて、それまでもたくさん利用されてきましたが、お店を利用するような気軽さとはちょっと違います。
集まってわいわいしようやと言っても、自分たちでお茶やお菓子を準備するのが日常。都会では、周辺にお店があふれ、対価さえ払えば何の準備も不要で誰でもお客さんになることが可能ですが、この「お客さんになれる」というのが、過疎が進んだ地域では実はとても大事で嬉しい時間なのです。
気軽に行けるお店の存在ってとても重要なんだなと、いわゆる「過疎地」に移住したワタクシ自身思っております。(ここで言うお店とは、物を買うだけのお店ではなく、そこに滞在し何らかのサービスの提供を受けるタイプのお店をイメージしています)

《ご注意》
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来島される方には感染防止対策の徹底をお願いしています。また、大島テラスの利用及び大島への渡航に制限がかかる場合があります。詳しくは、八幡浜大島ポータルサイトを必ずご確認ください。

 

❁定住支援員・O❁

八幡浜市で初めての地域おこし協力隊として、中山間地域・日土東地区を担当。3年の任期満了後、平成30年4月から定住支援員として市内全域を対象に活動中。市内でも各地域で異なる風習や文化に日々驚きつつ、移住検討者の方に向けた「八幡浜の日常のあれこれ」をお伝えすべく、あっちこっちに出没。
地図を読むことはそれなりに得意だが、その地図情報が留まることがなく軽やかに頭を滑り落ち、行ったことがある場所でも危うさを感じる日常。自身の記憶への信頼感はここ数年でほぼゼロと化した(ヾノ・x・`) とはいえ、何度でも初めての感動を味わえるのでそれはそれでOKだと悟りの境地に近づいている。